シューターにとっての箸休め『PvsZ GW2』はプレイして損なし!

 美味しい料理屋には、美味しい箸休めがあるものです。筆者が愛するカレー屋「ボンディ」もその1つです。突き出し・箸休めで出されるジャガイモがとても美味しい。バターと一緒に皮付き出されるこのジャガイモは、ホクホクでバターがじわっと溶け出します。かぶりつけば胃がこの後のカレーに向けての準備を万端とする感じが伝わってきます。良質な箸休めは、メインの料理を一層引き立ててくれるのです。

20160317_gw2_review_01

 ゲームも同じで、普段は『レインボーシックス シージ』や『Battlefield 4』などの“本格”と呼ばれるFPSをプレイしている筆者ですが、たまには気軽に遊びたくなることもあります。シューターのみなさんにはお分かりいただけるんじゃないでしょうか。ということで、今回はElectronic Artsから発売中の“良質な箸休め”『プラント vs. ゾンビ ガーデンウォーフェア2』(英名:『Plants vs. Zombies Garden Warfare 2』)を紹介します。

■キルレやデスを気にしない気軽さ

 マルチプレイにおいて、おそらく最も重要なポイントはここだと思うんです。“キルレを気にしない”“デスを気にしない”あるいは、“勝敗を気にしない”。もちろん、ある程度“勝ちたい”という気持ちは持ってプレイしていますが、キルレやデスは気にならないような作りになっています。具体的に言うと、マルチプレイ終了後の戦績が表示される画面にはデス数は表示されず、キル数(Eliminate)だけが表示されるのでデスが気になりません。ゲームをプレイしながら純粋に“敵を倒す”ということを楽しめるのです。

20160317_gw2_review_02

■コミカルなキャラクターデザイン

 デスが気にならない大きなポイントは、“シューターとして本気で遊ばせない”ようなとにかくコミカルなキャラクターデザインにもあります。

 植物(プラント)は『ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔』に出てくる“木の鬚”のような大きくて力強い印象ではなく、植木鉢や花壇なんかに咲いている植物がポップなイメージでキャラクター化されています。攻撃の方法もユニークで、トウモロコシのキャラクター・Kernel Cornは両手のトウモロコシの粒を飛ばして攻撃したり、上空から衛星攻撃のようにトウモロコシを降らせて爆発させるなど、各キャラクターの元の植物に依存した攻撃方法が面白いです。

▲ひまわりは味方のHPを回復することが可能! ちなみに、ゾンビ側にも回復役がいます。

▲ひまわりは味方のHPを回復することが可能! ちなみに、ゾンビ側にも回復役がいます。

 ゾンビも映画やドラマに出てくるようなリアリティにあふれたゾンビではありません。本作に出てくるゾンビは生前の職業や性格などを表現しつつもおちゃめなイメージのゾンビたちです。筆者としては太っちょで半ケツを出しながら植物と対峙するエンジニア(Engineer)がお気に入り。スーパーマン然とした風貌で、近距離戦を得意とするスーパーブレイン(Super Brainz)も面白いです。スポーンすると「たったららぁ~~!!」と野太い声で明るくシャウトするところが好き。

 ユニークでおちゃめな彼らですから、プレイをしていても“楽しく遊ばなきゃ損”という気がしてきて、その気持ちが気軽さへと繋がっていきます。何も考えずに、遊びたいキャラクターを使って好きなように遊ぶことができるのです。純粋にこのことだけができるゲームって少ないですよね。

■本格FPSへの準備と唯一のデメリット

 気軽に遊べるので、ゲームライフの中心に本格FPSを置いている人にとっては本作がとても良い“箸休め”になります。さらに、作りが非常にハイクオリティで楽しむことだけに集中させてくれるため、シューターの楽しみを再確認し、本来の楽しさを覚えたまま本格FPSへと戻ることができます。「シューターの楽しみってこうだよな」という気持ちのまま『レインボーシックス シージ』や『Battlefield 4』をプレイすると、普段より楽しく遊べるしキルもキルデスも良かったりします。それがとてもありがたい! 普段、疲れているんでしょうね(笑)。

▲各キャラクターの外見も変更できます。各パーツはマルチなどで貯めたコインを消費して、トレーディングカードゲームのブースターパックみたいなものを買うことで入手可能。各キャラクターに特性が付いた別バージョンも同パックで手に入れられます。

▲各キャラクターの外見も変更できます。各パーツはマルチなどで貯めたコインを消費して、トレーディングカードゲームのブースターパックみたいなものを買うことで入手可能。各キャラクターに特性が付いた別バージョンも同パックで手に入れられます。

「ボンディ」のジャガイモは皮が付いているため、剥かなければなりません。それがちょっと面倒。そして、本作にもちょっとしたデメリットはあります。それは英語版しかないこと! 日本語版の発売やローカライズは今のところ予定されていないようです。ただ、このデメリットは大きな障害とはなり得ないのが救い。普通にマルチをプレイする分には難しい英語を理解する必要はありません。普段洋ゲーをプレイしている人は何の困難もなく遊べると思います。

 正直、なんで本作が日本でも流行らないのか分からないので、「これは知られてないだけなのでは?」とこじつけたように予想をしまして、記事にしてみました。フルプライスのゲームですが買って損はないので、プレイ動画を見るなり他のレビューやインプレを読むなりしてぜひ購入を検討してみてください! マルチで日本人ぽいIDが増えるといいなー!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA